産後、お腹まわりが気になったら
腹筋を増やす前に、
今の状態を確認。
見た目だけで決めない。
症状の確認と、相談の伝え方。

服を着たとき、お腹の辺りだけが気になる。「腹筋を増やせばいいのかな」と動画を探しても、産後の自分がまねしてよいか迷うことがあります。
服のシルエットが気になることと、痛み・尿もれ・お腹の盛り上がりがあることでは、次にすることが違います。見た目だけで原因や必要な運動を決めないようにしましょう。
お腹が出て見えるだけでは、原因は分かりません
妊娠中には、お腹の中央を縦に走る左右の筋肉の間が広がることがあります。これは腹直筋離開と呼ばれます。ただし、服の上から見た形だけで、自分にも起きていると判断することはできません。
NHSは、産後も筋肉の間の広がりがはっきり残る場合に、医師へ相談するよう案内しています。必要に応じて理学療法士につないでもらい、状態に合う運動の助言を受けられるとしています。NHS:産後の体の変化
この記事では、自分でお腹を押して病名を決めたり、指の本数だけで「腹筋をしてよい」と判断したりする方法は扱いません。気になる状態が続くときは、実際に診てもらって確認します。
腹筋動画を始める前に、3つ確認する
1. 再開時期や運動内容の指示を受けているか
帝王切開や出産時の合併症があった場合、治療中の場合は、再開時期や運動内容を医師に確認します。すでに指示がある方は、その内容を優先してください。
質問するときは、「運動していいですか?」に加えて、「この動画のような上体起こしを始めたいです」と具体的に伝えると、確認したいことを共有しやすくなります。
2. 痛み、尿もれ、下がるような感じがないか
お腹や傷の痛み、尿や便の漏れ、膣の辺りの重さ・下がる感じがある場合は、腹筋を増やす前に相談してください。出産から年数がたっていても、困っている症状を我慢する必要はありません。
3. 日常の動きで気になる変化がないか
布団から起き上がるとき、お腹の中央が目立って盛り上がる。抱っこの際に痛みが出る。こうしたことが続く場合は、相談時に「どの動きで起きるか」を伝えます。確認のために、痛い動きを何度も繰り返す必要はありません。
相談するときは「いつ・どこ・どんな動き」を伝える
出産した施設や産婦人科などへ連絡し、今の困りごとを伝えます。必要に応じて、適切な診療科や専門職を案内してもらいましょう。
- いつから:「出産してから」「最近、運動を再開してから」など
- どこに・どんな症状が:「お腹の中央が盛り上がる」「傷の辺りが痛む」など
- 何をすると:「布団から起きるとき」「抱っこをするとき」など
- 生活で困ること:「子どもを抱き上げるのがつらい」「漏れが気になって動けない」など
全部を正確に説明しようとしなくても、いちばん困っていることから伝えてかまいません。上の例は、相談内容をまとめるための編集提案です。
気になる症状がなく、運動を再開できる場合は
最初から強い上体起こしや長いプランクを目標にしなくてもかまいません。産後のお腹の筋肉の状態によっては、適さない運動もあります。腹直筋離開を指摘されている方は、担当の医療者に内容を確認してください。
運動を再開できると確認できている場合は、その日の体調に合った軽い内容から徐々に進めます。途中で痛みや違和感が出たら中止し、続くときは相談します。特定の運動でお腹が必ず平らになる、という約束はできません。
再開する時期を確認したい方は、産後の体型戻しはいつから?へ。始められる状態でも時間が取れない方は、宅トレの時間と見守りを見直す工夫を参考にしてください。
急ぐ症状があるときは、相談の予約を待たない
胸の痛み、息苦しさ、失神、強い腹痛、大量の出血などは、すぐに医療機関へ連絡が必要です。緊急の場合は119です。出産した時期も伝えてください。CDCは、妊娠中から出産後にも注意が必要な警告症状を案内しています。CDC:緊急の警告症状
今日することを、一つ決めるなら
症状が続いているなら、運動動画を追加する前に相談先を確認する。再開時期が分からないなら、やりたい運動をメモする。再開できると確認できているなら、中断できる時間に軽い内容を予定する。自分の状況に合うところから始めてください。
骨盤ベルトなどを検討している方には、骨盤ケアを選ぶ前の確認もあります。自分の時間を確保したい方は、家事の分担と休む時間の決め方へ。
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本記事は一般的な情報であり、診断や個別の運動指導の代わりではありません。質問例・メモのまとめ方はmafeeの編集提案です。参考情報確認日:2026年10月22日。
